2014年2月21日金曜日

韓国光学会に出席

韓国光学会(OSK)の冬季年次大会が偶然、大田で開催と聞いたので、急遽、参加してみた。

大田コンベンションセンターで開催された光学会の案内
韓国の学生や先生の学会発表もよかったが、招待講演が良かった。規模的には日本のOPJと比べて半分程度で物足りない感もあるのだが、内容的にはタイムリーな講演を聴けて満足。

OSA副会長のAlan Willerの講演は、光渦の軌道角運動量モードを使ったテラビット光通信に関する講演で、まさに我々の研究室でもやっていることに深く関連していた。正確な情報伝搬には光渦のcorrectorは必ず必要なので、位相分布をフィードバックで校正するシステムの構築は意義のあることだと再三思った。
光渦でおなじみのあの図を説明しているOSA副会長のAlan教授

次の講演は、ドイツ・シュタットガルト大学のWolfgang Ostenによる、光計測の講演。光計測はもろに我々の分野なので、非常に興味深く拝聴した。確かに、産業のニーズに合わせたmulti-scanが必要であろうと思う。アッベのアベレーションの理論が限界となっており、光計測の種類の選択のひとつの基準になる。

Wolfgang 教授による講演

そして、最後は、チュートリアル講演で、Wavefront shaping technique to exploit multiple light scatteringという題目でKAISTの若手研究者の朴さんによる講義。
この技術は近年急速に普及し始めた散乱体の中を光を最も効率よく透過させる技術、或いは、散乱体を用いてレンズよりも光を搾れるスーパーレンズの技術に関する話である。先のOsten博士の講演で言及されるアッベ理論の限界と光の空間伝搬による回折の限界を打破する一つのカギとなる。それも重要だが、この技術の更なる価値は、やはり、OCTへの適用だと思うし、実際彼らも既にOCTへの応用を開始している。そして、我々もこの技術をOCTへ導入する計画を持っている。まさにタイムリーな講演であった。これは歴史的な転機かも知れないくらい重要な時間であった。


コンベンションセンター隣のゲストハウスに宿をとっているので学会会場への移動はとても快適。
部屋から徒歩2分程度。
また、ゲストハウスの部屋はこのように展望がよい。
子供のころよく遊びに行ったEXPO公園が一望でき、懐かしさも感じる。



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