2014年1月15日水曜日

セミナー発表

今日は、国家科学者キムスンウ教授の研究室で私の研究セミナー発表の機会を作ってくださり、今までの研究の概要を発表することができた。

光計測分野の研究者の端くれの私としては、フェムト秒レーザの計測への応用においては世界有数の研究室で講演できたことは光栄であった。彼らの興味に応えるために、SCコム関連の話を絡めながら、最近の多波長干渉計測の話をしたのだが、結構質問も多くよい感触を得た。





上の写真はコム干渉法の原理説明
そういえば、干渉計の話の次の章はこの話だなぁ。

改めて、私のドクターとポスドク時代は研究設備に恵まれていたなぁと実感した。

そして、これは皮肉な話ではあるが、韓国のKAISTを含む工学系研究所全般の現状、つまり、産業直結と即戦力の経済効果が見込まれない研究に対しては、それがいくら学問的に新規性に富んでいたとしても絶対に手を出さない保守的体質が持つ弊害についても心を痛めると同時に、我々お金の少ない研究室の自由さと身軽さを改めてありがたいと思った。

研究予算を沢山いただいても相対的に自由度が消え、成果のためにがんじがらめになってしまう一面があるということを知ることができた。

この話は、サムスンの李さんと話しても出る話で、日本の所謂、「出口」の無い研究のような、応用先と産業化が乏しいものに投資しないのは韓国の状況を考えれば仕方のないことのようだった。

そういえば、この前中国から来られた張先生も同じことを言っていた。中国も光源自体の物理的な基礎研究より、そのアプリケーションの方へファンドが集まるので困っているらしい。

世界的な情勢なのかもしれない。近い将来、産業に貢献できない研究者は生きていけない世界になっているかもしれない。いや、既にそうなっているかも。そうなったら、教育者に転身すべし。



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